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超遊技台批評

新台を中心としたパチンコ・パチスロ台の総合批評

パチスロ プリシラと魔法の本 評価 33点

コイン持ちは『シンデレラブレイド2』・周期(複合)抽選は『ガン・ソード』。

当たりやすさと出玉は……う〜ん『戦国乙女2 深淵に輝く気高き将星』といった感じですか。

 

おそらく日本中を探しても高設定が打てる人は100人くらい、設定6を打てる人は10人位でしょう。NET(ネット)から10/17導入の『プリシラと魔法の本』が登場です。

 

最初からバラエティーコーナー向けに作られた台(導入台数は約5000台)なので遊べる仕様になってるかと思いきや、当然そんなことはありませんでした。しかし、ある意味で完成度は高いです。

NET萌えスロファンだけを対象にしたスロット台

パチスロ業界では萌えの旗手として、王道を突き進むNETらしさを尽くした本機。本機はシンデレラブレイドシリーズのスピンオフ作品として500歳の魔女『プリシラ』を主役に置き、シンデレラブレイド2までのシステムを継承しつつ、無理がありそうな流行りのA+ARTタイプに仕上げられました。

 

とにかくファンに守られたその世界観の元では、何が起きても驚かない驚いてはいけません。パチスロらしい熱そうな演出が出てハズレようが、どこかで観たような顔をしたアニメキャラの女の子がいようが、いざスピンオフになった途端に声優が『み〜こ』さんから『上坂すみれ』さんに変わったという存じ上げない異世界の話も全て、何もかもファンは受け止めるしかない。それこそ益々膨らむファンの愛を感じずにはいられないし、ファンの愛とお金無しで存在することは不可能である。

 

NETを愛し本機を遊技するユーザーは、高貴な存在である。それこそ大衆向けに作られた萌えの欠片も無い大人気版権パチスロを、知性の無い顔で設定6を下衆な下心で望み喜んで打っている世の中のスロッターとは身分が違う。自分の好きなパチスロが出たから喜んで座る。その行為はまさに精神的貴族と呼ぶにふさわしいものであり、人生の巡り合わせの中で偶然に座ったその台が、自分の人生で唯一無二の『プリシラと魔法の本』なのであるから、これを最高設定の設定6だと呼ばずしてなんと呼ぶか。ええい、ひかえおろうひかえおろう。普段は社畜としてブヒブヒたる萌え豚の自覚ありき私でも、パチスロ遊技中は台との1対1。サッカー日本代表ハリルホジッチ監督が提唱する『デュエルの強さ』の如く、日本人オタクの熱意に勝る物はない。これぞジャパン・パワーでありクール・ジャパンの象徴だ。NETのパチスロを愛する者こそ世界に誇るべき『KAWAII』存在なのである。プリシラと魔法の本を愛するもの皆が、きゃりーぱみゅぱみゅなのである。

 

端的に申し上げますと、ギャンブル性を備え打ち手を適度に刺激するパチスロか否か?という問いに対しては、クソ台と呼ばれてしまう部類でオッケーだと思います。

 

本機の話じゃないんですが、こういうニッチ台はメーカー側が「そういう人向けに作ってないから大丈夫」とか仰る場合もあるんです。ただ、何だよそのダサい言い訳……。もっと売れたり人気でたら嬉しいと思ってる癖に(それを目指して作るのが当然、とまでは言いませんが)ちょっと叩かれたら売り言葉に買い言葉で言い返すみたいな。そういった所で今の業界、メーカーの傲慢さが見て取れるのが悲しいですね。

 

ユーザーはメーカーがどんな苦労してるとか興味ないです。二時間しか寝てないとか言ってる中学生だからね。努力した結果クソ台が世の中に出てんのを擁護するのは、雑誌WEBの広告媒体及びそれに付随するパチスロライターだけで充分です。一生、傷の舐め合いをしていなさい。

 

このメーカーの話はNETじゃないからね。NETは元々、パチスロっていうコンテンツを元気付ける為に萌え要素を持ち込んだ革命家、パチスロ界のチェ・ゲバラだから。

不安にさせるのは周期抽選の中身と吸い込みの早さ

50枚あたり33.6Gを疑いたくなる程度の吸い込み。ただ、最近の新内規スロットだと40G〜50Gくらいが主流だったので凄く早いと感じるのは、仕方が無いのでしょう。その分、出玉のスピード感があるかと言えば全然そんなことはありませんでした。純増1.8枚のART機として、出玉が演出に追いつかないのは時代の流れ。本機はリアルボーナスである『クロノボーナス』と絡める事で出玉増加の安定感が増す仕様です。

 

通常時の簡単なゲームフローはシンデレラブレイドの流れを継ぐ周期抽選。『1/3/12周期』の累積ポイント抽選なのですが、周期抽選の内部を可視化した筐体右のマジカルクロック(周期抽選方式の呼称は 魔時-タイムリンクシステム)はパチスロ史上に残る屈指のわかりにくさだと思います。5号機パチスロは終盤も終盤ですし、時代の変わり目にはこういった部分でライトユーザーを置いてけぼりにする機種が必ず出ます。それを挑戦と呼ぶのかはさておき。

 

通常時はとにかく周期抽選の不明瞭さが打ち手を不安にさせてきます。12Gを1SETとして抽選を行っている雰囲気は確かにあるのですが、途中で引いたレア役がどこまで活躍しているかを認識出来ず、仕方なく小冊子やスマホを駆使して仕様を認識した頃には400Gほどハマっていました。

 

わかってます、わかってますよ。現代のパチスロを遊ぶには、それ相応の下準備をする必要がある事ぐらい。別に台について知識の無さを言い訳にしたいのではなく、明らかな新内規スペックで荒んだ心を支えてくれるような目新しい発見、工夫。そういったものがあるパチスロを求めている、この時代のパチスロに対しては何か自分が損をしているんじゃないか?何だか漠然とした不安があるのかもしれません。

 

とにかく周期抽選が実際に行われているのか、不安になるくらい演出が静かだった事は気になってしまいました。ボーナス中のG数上乗せは時間巻き戻し(ゲーム数の巻き戻し演出)で行われるので、爆音で上乗せが無い部分ものんびりと世界観に浸っていられる、そう考えれば他の機種とは毛色の違う単調さも愛せるのかもしれません。

 

プリシラBIG中の後半パートまでにレア役やクロノボーナスを絡ませ、アタックポイントやシールドポイントを貯めてバトルパートへ向かいます。ただ純増1.8枚なので攻撃のベルよりダメージを受けるリプレイの方が多いのは当然、ご愛嬌です。私が実戦した内容だと、耐えに耐えきって詠唱チャンスでミッションクリアーという流れもありました。上乗せ特化ゾーンが無い分、ボーナス複数ストックが優遇されている可能性はありそうですね。

 

とにかく初当たりBIGで180分(36G)より多くスタートして、首尾よくリアルボーナスを引き当てれば一息はつけます。擬似ボーナス初当たりは設定1でBIG1/443 REG1/682と厳しい数字ですが、冒頭で申し上げた通り設定6を打てるのは日本で10人程度しかいませんので、打つ方は出ない新内規の出ない設定1を自分のヒキでなんとかする他ありません。

ヘルプに来たキャバ嬢みたいな機種

シンデレラブレイド2と同じように、ある程度の枚数まで伸びても一撃3000枚を越えるのは非常に難しいと思います。通常時の吸い込みに出玉をマッチさせる自信がある方は出玉を期待して打ってもいいのでしょうが、大半は単発100枚前後を体験して1周期回した後に持ち玉移動。その後ジャグラーでBIGを引いて「やっぱ角2のジャグラーやな」と呟く事でしょう。

 

兎にも角にもホールのメイン機種ではないですし、賑やかし要員であるのは間違いないです。スペックも展開も設定配分も、憎たらしいメイン機種のアイツラに比べたら寂しいものになるでしょう。それでも絶対にある程度の支持が得られる、まさにバラエティ向けのヘルプに特化した新人女子大生キャバクラ嬢な機種。NETファンの方以外はバラエティコーナーで、天井が近い本機を見つける事が出来たら触ってみるのをオススメします。シンデレラブレイドの吸い込みを残しつつ、新内規の出玉規制もバッチリ守った。その辺のパチスロで稼ぎたいという汚れた心を持った人間は消えろ!まさにNETによるNETファンの為のパチスロだと思います。

 

どんなパチスロでも勝ちたいな、そう思っている自分は4000Gで白旗でした。

 

プリシラと魔法の本 33/100点

 

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